LIFE DESING BASE 〜こどもとはじめる自分2.0〜

カラダもココロも健やかに、自分らしい毎日を秘密基地で企むように生きるための気づきを、こどもと暮らすナース視点でをあれこれ綴ります。

ART+ENGLISHで右脳と左脳のチューニング

よく晴れた12月の午前。
小春日和というよりは、小夏日和と言ってしまってもよいくらいの陽気。
代官山の閑静な住宅街のアトリエには、いつもとちょっと違った客層が集まっていた。
所属する育休コミュニティの英語部とアート部の共催で、英語で絵を習うイベントが行われるためだ。
コンクリート打ちっ放しの壁に、色とりどり、様々タッチで描かれたキャンバスが飾られた小さなアトリエ、その名も『ART BAR』は、ワイン片手にネイティブスピーカーから英語で絵画を習うことができる場所。
アフター5のに・・・、休日に家族で・・・、プロのアーティストが制作に・・・と様々な常連さんがいるとのことだが、抱っこひもにベビーを抱いたオフ会というのは初だという。

ワイングラスの中身が本物だったらよかったのだけど、ソフトドリンクでもなんだか気分は上々だった。
お揃いの黒エプロンをつけて、思い思いに色を乗せていく。
ゴッホのタッチ、モネのタッチ、浮世絵風・・・明るく楽しいマダムが英語に日本語を交えながら指導してくれる。
子育に、家事に、スキルアップに・・・と必要なことをするだけでも「体が2つ3つほしい!」と叫びたいママたちにとって、夢中になって絵を描くなんて非日常の体験だった。
色をのせるごとにどんどんオープンマインドになっていくのを感じ、仲間たちとの距離がまた一段と距離が近づくのを感じた。
アートの力って不思議で偉大。

育休中にスキルアップを!とトレーニングに励んできた英語はというと・・・、やはり実践は思った以上に難しく、一生懸命頭の引き出しを引っ掻き回して質問したり、説明したり。
最近ちょっとサボり気味だったもんな・・・。

個人的には惨敗だったけど、「もっと話したい!」とモチベーションが高まり、リアルな機会の重要さを痛感。


親子や兄弟の肖像、手や足など赤ちゃんの今だけを切り取ったパーツの絵、・・・個性豊かな作品が出来上がり達成感いっぱいにお互いの絵を眺めるのもまた楽しい。
言葉のやり取りだけでは見えてこない、それぞれのまさに「色」が見えた気がした。

頭と心をフルに使ってアトリエを出ると、なんだか全身が「調子いいぞ」と言っていた。
子供集中して向かい合う日々は、ともすれば頭でっかちになったり感情的になったりバランスが取れなくなりがち。
何かに没頭する時間なんて、なかなか取れないのが実際で・・・。

私は息子たちの名前をイメージした抽象画(というと何だかスゴそう)を描いてみた。
額に入れるほどの出来ではないけど、いつも座る席の正面に置いてある。
イライラやモヤモヤに蝕まれそうになった時には、棚の上に無造作に立てかけたキャンバスがこの日の晴れやかな気持ちをひと時蘇えらせ、頭と心のチューニングを助けるお守りになってくレたらいいな、と。